温泉街の夏を彩る道後温泉夏まつり・道後村まつり(実行委員会主催)が1日、繁栄を祈願する湯釜薬師祭を皮切りに、愛媛県松山市道後湯之町の道後温泉本館周辺で始まった。31日まで、郷土芸能や音楽のステージなど多彩なイベントが催される。 道後公園に祭られている湯釜は奈良時代の作で、現在の本館ができた1894年まで使われていたという。湯釜薬師祭には、旅館関係者や地域の代表者ら32人が出席し、読経に続き焼香した。 実行委の三好隆会長は、本館改築120周年記念芸術祭「道後オンセナート」に地元小学生が多数参加し、商店街の若者を中心に活性化の取り組みも盛んになっているとし「若い力が広がり、道後の新たな力になるよう願う」とあいさつした。
↧