29日午前6時35分ごろ、愛媛県松山市日の出町で散歩中の60代の男性から「石手川にワニガメがいる」と110番があった。約10分後、松山東署員が水路にいたワニガメを捕獲。同署から引き継いだ県動物愛護センター(同市東川町)が飼っていた人を捜している。 東署によると、ワニガメは体長約50センチで、性別は不明。署員が警棒を使い、水中にいたカメをバケツに追い込んで捕獲した。遺失届は出ていないという。 同センターによると、ワニガメは動物愛護管理法の特定動物に指定され、飼育には県の許可が必要。個体識別のマイクロチップを埋め込むことが義務付けられている。外来種の淡水にすむカメで、甲羅の長さが70センチ、体重が100キロを超す個体もいるという。肉食で、かむ力が強く危険性が高い。
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