四国の工業高校生らが溶接の腕前を競う「第3回四国地区高校生溶接技術競技会」が30日、愛媛県新居浜市阿島1丁目の日本溶接協会四国地区溶接技術検定委員会実技試験場であり、4県の代表計15校51人が出場した。 優秀なものづくり技術者の育成へ、工業高教員らでつくる同競技会実行委員会が2012年度から毎年開催。県内からは4校18人が出場した。 競技は使用器具別の「被覆アーク溶接」と「炭酸ガスアーク溶接」に分かれ、個人戦と3人一組の団体戦が行われた。厚さ9ミリの鉄板2枚を美しく接合する技術に加え、安全確認作業の遂行を審査員が厳しくチェック。出場者は溶接の火花を散らしながら、ブラシや金づちで手際よく仕上げていた。
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