核廃絶や脱原発を訴え、愛媛県内を巡るリレーが28日、県庁を出発した。30日までの3日間、約300人のランナーが広島の「平和の火」をともしたトーチを手に257区間約300キロをつなぐ。 8月6日の原爆の日を前に全国で展開し、愛媛では25回目。参加者は東予と南予の2コースに分かれ原発の即時廃止や、集団的自衛権の行使容認に懸念を訴える要請文を15市町に提出する。 出発前、県庁であった要請行動では、実行委員長の水田英司さん(28)が「子どもや家族のことを考えると原発は不安」と強調し、要請文を県の担当者に手渡した。 強い日差しの下、最初のランナー2人がトーチを手に県庁を出発すると、集まった人たちは拍手で送り出していた。
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