愛媛県内子町の南山地区に残る蛇伝説をモチーフに、同町本川出身のタイル職人大谷利正さん(63)=伊予市上三谷=がこのほど、竜のタイル画を制作し、南山地区の三島神社に奉納した。描かれた力強い竜が、深い山中にあり過疎高齢化に悩む地区の住民を元気づけている。 伝説は、住民に危害を加える大蛇を太郎兵衛という男が退治し、蛇の目を大洲の殿様に献上する話。蛇がいたという小田子川のふちは「蛇淵」と呼ばれ、小さな鳥居が残っている。 タイル画は縦約1.5メートル、横約1.9メートル。1万8千ピースのガラスタイルが入り組み、竜の左下には鳥居と滝も描かれている。
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