愛媛県松山市宿野町の石手川ダムで23日、ダム施設の見学会があった。夏休み中の小学生や保護者らが、水道用水や農業用水を供給したり大雨の際に洪水を防いだりするダムの役割を学び、普段は入れないダム内部を通り放流施設などを見て回った。 ダムへの理解を深めてもらおうと、1987年から「森と湖に親しむ旬間」(21~31日)中に国土交通省松山河川国道事務所が毎年催しており、23日午前は97人が参加した。 参加者はダム管理支所3階の操作室で、放流量を雨量に応じて調節していることなどを職員から教わり、操作機器を見学。約400段の階段がある堤体内部を通り、下部の放流施設へ移動し、しぶきを上げながら勢いよく放水するホロージェットバルブ(放流口)を見て、歓声を上げていた。
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