今治城を築いた戦国武将藤堂高虎ゆかりの自治体が交流を深める「高虎サミットin今治」(実行委員会主催)が19日、愛媛県今治市で始まり、参加自治体の首長会議や講演会などで高虎の功績をたたえた。20日まで。 サミットは1998年から持ち回りで開かれており、今回で8回目。今治での開催は2004年以来2回目で、大洲市と三重県の津、伊賀、名張の3市、滋賀県甲良町が参加した。瀬戸内しまのわ2014の関連イベント。 今治市内のホテルで首長会議があり、高虎の業績を全国に発信する担い手となるなどの高虎サミット宣言を採択。次期開催地を津市に決め、一行は今治城を見学した。 今治市公会堂であったセレモニーでは、菅良二市長が「高虎公は今治の礎を築いた大恩人。サミットを通じて身近な存在になってほしい」とあいさつ。直木賞作家の安部龍太郎氏と高虎研究の権威である三重大の藤田達生教授(新居浜市出身)が「日本を救った戦略家 藤堂高虎」と題して対談した。 20日は高虎が改修した大三島の甘崎城など島しょ部の史跡を巡るクルージングを行う。
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