18日で1学期が終わり、いよいよ夏休み。涼を求める子どもたちに開放される学校プールでの事故に備えようと、愛媛県の八幡浜地区消防本部が、監視員を務める保護者の対応をまとめた「アクションカード」を作成した。プールがある管内全18小学校に配布し「適切な救護知識を身に付けて」と呼び掛けている。 「カード」は、監視員の保護者向けのほか、救護にあたる教員と職員室用も作成。保護者向けには、呼吸確認や胸骨圧迫、自動体外式除細動器(AED)の使い方などを手順ごとに明示。教員と職員室用には救急車の誘導や救急隊への正確な情報連絡といった注意点を列記した。 カードは防水加工したA4用紙で作っており、発案した河野典郷救急係長(48)と佐々木貴紹・第1中隊分隊長(48)は「プールの監視日誌に挟んで保護者に一読してもらい、慌てず行動してほしい」と呼び掛けている。
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