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県内特殊詐欺被害額2.6倍 上半期県警まとめ

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 今年1~6月の愛媛県内の特殊詐欺被害の総額が3億1500万円と昨年同期の約2.6倍(1億9600万円増)に増加していることが15日、県警生活安全企画課のまとめで分かった。認知件数も52件と昨年同期の10件増。現金を送らせる犯人側の手口が、現金自動預払機(ATM)などの振り込み型から、限度額のないレターパックでの送付などに変わったため1件当たりの被害額が増えたのが要因とみられる。 同課によると、52件のうち、振り込め詐欺以外の特殊詐欺被害の認知件数は21件(昨年同期比12件増)。ダイヤモンドや社債の購入のほか「ロト6」の当せん番号を教える名目での詐欺が目立っている。 現金送付の手口は、昨年同期は全体の14%にとどまっていたレターパックや郵送が48%に急増。振り込み型は83%からほぼ半減した。被害者52人のうち39人が女性で、65歳以上の高齢者が約67%を占めており、同課は「高齢女性が狙われる傾向がある」と分析する。

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