将来の結婚や妊娠、家庭を持つ意義を考えてもらおうと「いのちの授業」が2日、愛媛県松山市北斎院町の津田中学校であった。3年生の約180人が赤ちゃんを抱いた母親と交流し、命のつながりや家族の大切さを学んだ。 地域少子化対策事業として県が主催し、2014年度は6校で予定している。 市内の0、1歳の赤ちゃんと母親の約50組が参加。4、5人ずつのグループに分かれた生徒は母子を囲み「名前を呼んで」「首の後ろを支えてあげて」とアドバイスを受け、ゆっくりと赤ちゃんを抱っこし、おもちゃを使ってあやした。 交流後は、子どもを産み育てるために必要な条件について生徒が意見交換。「お金」や「一人前になるまで育てる責任」のほか「頼れる人」「安心に暮らせる環境」といった意見が上がった。
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