恋し、結婚し、母になった街で皆さんにお礼を伝えたい―。松山ゆかりの曲「この街で」が誕生して10年目を迎えることを記念し、一般公開の人前結婚式(ことばのちから実行委員会主催)が28日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで開かれ、市内の夫婦5組が互いに思いを伝えあった。 「この街で」は市の文化事業「ことばのちからイベント」の入賞作品「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」を題材に、作家新井満さん(68)が作詞作曲。委員会は歌詞にちなみ、応募のあった40組の中から23~75歳の5組を選んだ。 約400人が集まった会場に「この街で」が流れる中、夫婦が登場。このうち、会社員松本大志さん(31)と祐子さん(32)夫婦は、3年前にがんを発症した父・稔明さん(56)に結婚式を披露したいと臨んだ。
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