南海トラフ巨大地震に備えた漁業用無線の通信訓練が26日あり、愛媛県愛南町久良の深浦漁業無線局と、室戸(高知県)牟岐(徳島県)の2漁業無線局が参加、各局間の通信感度を確かめた。 被災で自局の通信機能が低下した場合に、他局を経由して遠洋の漁船と連絡がとれるかどうかを確認するのが狙いで、四国総合通信局と四国漁業無線連合会が初めて実施した。 深浦局では森本洋尚局長ら2人が参加。機能低下状態を再現するため、出力を100%、40%、15%の3パターンで他2局と交信し、感度と明瞭度を5段階で評価。問題がないことを確認した。今回の訓練では漁船との交信は行わなかった。
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