新来島どっく(東京、門田尚社長)が27日発表した2014年3月期決算は、08年のリーマン・ショック後に受注した低価格船が多かったことから、3期連続で減収減益となった。 売上高は932億円(前期比28.5%減)。経常損益、純損益は公表していないが、いずれも黒字としている。前期は経常利益93億円、純利益40億円だった。 同社は「船価が厳しく、操業をスローダウンしたので収入が落ち込んだ」と説明。新造船の完工数は37隻(7隻減)。3月末の受注残高は明らかにしていないが、おおむね16年度末までの工事量は確保しているという。 今後は「船価が依然低迷しているため、コストダウンを徹底したい。省エネや環境対応した船舶の建造能力を強みに受注を増やしたい」としている。
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