地域に残る町並みや暮らしの魅力を、高校生が写真と文章で表現する第12回民家の甲子園県大会(実行委員会主催)が21日、愛媛県松山市堀之内の県美術館であった。過去最多の12校14チームが出場し、今治北高が最優秀の県知事賞に輝いた。全国大会は8月10日に内子町で開かれる。 各校の写真部員らが「継」をテーマに審査対象の写真5枚などを映写、PR文も読み上げ、7分間のプレゼンテーションで総合力を競った。今治北高は島しょ部で古民家再生に取り組んだ女性家主に焦点を当てた。 2位の松山市長賞の川之石高は演劇仕立てで発表し、カイコの卵を生産する貴重な養蚕業者や地元の赤れんが倉庫を紹介。「和洋が融合した歴史ある町並みを受け継ぐため、写真を撮り続けたい」と力強くアピールした。
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