愛媛県西予市宇和町で民間業者が稼働準備を進める産業廃棄物焼却施設に対し、隣接する西予市三瓶地域住民が建設に反対している問題で、性能試験で運転中の施設から基準を超えるダイオキシン類が検出されていたことが１９日、分かった。 基準超えが判明した６月初旬から試験運転を止めているという。県は営業運転に必要な産業廃棄物処理業の許可申請に関する判断を保留するとした。 廃棄物処理業者は自主規制として１立方メートル中２ナノグラム―ＴＥＱの基準を設定している。しかし住民らを対象にした現地説明会があった４月２２日、排ガスの自主検査を別会社に依頼。ダイオキシン類対策特別措置法の基準濃度５ナノグラム―ＴＥＱを超える５．４ナノグラム―ＴＥＱを検出した。
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