高齢者に臨時・短期的雇用を仲介している愛媛県の松山市シルバー人材センターが、職業紹介の専門家を配置した「高齢者就労総合相談窓口」(仮称)を7月1日に開設し、常用雇用の仲介にも乗り出すことが分かった。年金支給開始年齢の引き上げでフルタイム雇用を望む高齢者が増えていることに対応した。18日に市内で開かれた総会で報告された。 同センターによると、相談窓口は市ハーモニープラザ(若草町)内のセンター本部に開設。職業紹介やキャリアカウンセラーの経験・専門知識を有する高齢者を2人雇用し、窓口に配置する。 市や県、国の雇用関係機関と連携し、求人開拓や相談、求職者と事業者のマッチング支援などを行う。従来の臨時・短期的雇用は会員に限っていたが、常用雇用は会員に限らず紹介し、雇用主から紹介手数料を受け取る。
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