愛媛県産農林水産物の販売促進に取り組む「えひめ愛フード推進機構」(会長・中村時広知事)の総会が16日、県庁であり、東・東南アジア向けかんきつ輸出の新規ルート開拓などを盛り込んだ2014年度事業計画を決めた。 かんきつ輸出では13年度に試験輸出したマレーシアを重点販売先に盛り込んだほか、激しい価格競争に苦戦している香港向けは中級品を大量に扱う新規ルート開設を目指す。 13年度に現地の高級スーパーとの取引が本格化し、輸出量が大きく伸びた台湾は、未開拓の南部地域へ進出を計画。同スーパーとの取引をさらに増やすほか、かんきつだけでなく柿の新品種「太天」を売り込む方針で、中村知事は「県産果実のシェア拡大に注力したい」と述べた。
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