信教の違いを超えてよりよい社会づくりを目指そうと活動する伊予善友会(会長・中村時広知事)の第5回フォーラムが15日、愛媛県松山市大可賀2丁目のアイテムえひめであり、「今年の漢字」の揮毫(きごう)で知られる京都・清水寺の森清範貫主が講演した。 同会は政治や経済、宗教など各界関係者をメンバーに、2010年から毎年フォーラムを開催。今回は約2800人が聞き入った。 森貫主は財を用いない施しについて、いすの譲り合いや掃除などを挙げ、「今からでもすぐにでき、人との円滑な関係を築いていける」と強調。13年の「今年の漢字」に選ばれた「輪」などに触れ、「みんな一つの命でつながっている。物事も人も多くの縁によって成り立っている」と語った。
↧