愛媛県宇和島市津島町北灘の北灘小学校4年生12人が13日、同市津島町山財の山財ダムを訪れ、普段入れない内部などを見学し、ダムの役割を学んだ。 県南予地方局の山財ダム管理事務所が旧津島町内の小学校の要望に応おうじ、10年以上前から毎年見学会を開いている。 13日は、管理事務所の須和義久管理課長が「ダムは大雨で川の水が一気に流れないよう調節する。ダムの水は各家庭の飲み水や、農業用水に使う」と役割を説明した後、児童は高さ約65メートルのダム内部に入った。急階段を恐る恐る慎重に下り、点検などで使われる薄暗い通路を歩いて、毎秒最大140トン放流できるゲートなどを間近で見学。水しぶきをあげながら噴き出す放流の様子に「すごい」などと歓声を上あげた。
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