千年の歴史を誇る「古代ハス」が愛媛県松山市南斎院町の市考古館で見頃を迎えている。最初の花が9日に開き、ピンクの大輪が7月末ごろまで楽しめる。 同館によると、古代ハスは中国・大連市にある千年前の遺跡から出土した種を発芽させた。1996年、大連市の観光訪問団が松山市を訪れた際に贈呈され、98年から育てている。 古代ハスは花びらが丸みを帯び、濃いピンク色になるのが特徴。当初は水槽(縦90センチ、横180センチ)二つ分だったが、職員らが年間を通じて植え替えや肥料やりなど丹精を続け、水槽六つ分に増えた。13日までにつぼみ71個を確認している。 満開時間は午前。開花情報は同館ホームページで確認できる。
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