農業の現場で情報通信技術(ICT)の活用を目指す「農業クラウド研究会」(会長・森寛敬県農業振興局長)は12日、愛媛県八幡浜市内で2014年度の初会合を開き、JA西宇和(八幡浜市)がかんきつ栽培の水分管理システム運用状況を報告した。園地視察も行い、本年度中にICT導入の成果や課題を分析する方針を確認した。 研究会は大量のデータを外部コンピューターで管理して複数の利用者が共有できる「クラウド」技術の活用策を検討しようと、JAや情報通信メーカー、県などが13年度に設立。県内6カ所で野菜やコメなどのモデル事業を実施しており、12日の会合には会員40人が出席した。
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