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ニホンウナギ絶滅危惧種 さらに高根の花に

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 国際自然保護連合がニホンウナギを絶滅危惧種に加えた12日、愛媛県内のウナギ料理店や消費者からは価格高騰や流通量減少を懸念する声が相次いだ。 国産養殖ウナギを仕入れてかば焼きなどに加工する北浜商店(松山市西垣生町)の井上泰介社長(72)は「ウナギは日本の文化」と強調。仕入れ価格は20年で2倍以上に膨らんだとし「これ以上値上がりすると経営が成り立たなくなる」と嘆く。 飲食店などに鮮魚を卸す土屋水産(松山市西一万町)の二神英次取締役(54)は「(稚魚の)シラスウナギに漁獲制限ができると、養殖業者の経営が悪化し、さらに流通量が減るのではないか」と危惧。松山市内でウナギ料理店を営む60代店主は「絶滅危惧種に指定されたからといって、いきなり取引がなくなるとは思っていない」と冷静に受け止める半面、資源回復に向け「とにかく乱獲はやめてほしい」と願った。

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