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さようなら大煙突 「煙害克服の日」にツアー

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 別子銅山の煙害克服の象徴として、多くの住民らに親しまれた四阪島(愛媛県今治市宮窪町)の大煙突の解体工事がほぼ終わった。住友金属鉱山別子事業所によると、残るのは付帯タンクだけで今週中にも解体予定。3日、煙突からの亜硫酸ガスの排出を止めた74年前の歴史的な日にちなんで島の周囲を航行するツアーがあり、新居浜、西条両市民36人がランドマークの名残を惜しんだ。 銅山の歴史を学んでいる新居浜南高校ユネスコ部が6月に開催した産業遺産めぐりが好評で、大煙突への関心が高かったため急きょ企画した。 大煙突は1924年に建設され、鉄筋コンクリート製高さ64.2メートル。老朽化のため同事業所が5月から解体を進め、6月末にほぼ作業を終えた。 ツアーでは部員8人が案内役を務め、銅製錬所が四阪島に移った歴史などを紹介。亜硫酸ガスの排出を止めた39年7月3日の午後1時15分に合わせ、船上でカウントダウンした。

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