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はるかロシアに県人墓 松山出身の研究者発掘

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 日露戦争(1904~05年)で捕虜となり、ロシア北西部の村で亡くなった日本人の墓石が今年5月、愛媛県松山市出身の研究者の手で新たに2基発見され、うち1基が墓碑銘などから新居浜市垣生地区出身の男性船員の墓石とみられることが5日、分かった。100年余り地中に眠っていた墓石は、戦争の悲惨さや、人間同士の温かなつながりを育む大切さを静かに伝えている。 96年から墓石を調査している東京ロシア語学院主事の藻利佳彦さん(61)=松山市出身=らが同国ノブゴロド州メドベージ村で見つけた。 藻利さんによると、同村には日本人捕虜約1800人が収容され、うち19人が病気などで死亡。1908年に日本が遺骨を引き取った後、墓石は地中に埋められた。

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