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松山お城下、精緻に描写 江戸中期のびょう風を県歴博が購入

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 江戸時代中期の松山城下の景観を写実的に描いた「松山城下図びょう風」を県歴史文化博物館(愛媛県西予市宇和町卯之町4丁目)が新たに収蔵し5日、報道関係者に公開した。同館は「松山城を含む城下町全体の詳細な姿がはっきり分かる貴重な資料」としている。7月12日からの「松山城下図びょう風の世界」展で一般公開する。 びょう風は四曲一双で、ともに高さ約180センチ、幅約313センチ。松山城下を城山西方上空からの視点で、左隻に北部、右隻に石手川流域までの南部を描いている。現在の松山市山越付近から立花付近にあたる。松山城の景観を示す絵図は残っているが、武家屋敷、町屋など城下全体を詳細に描いた絵図は発見されていなかった。

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