愛媛県農林水産研究所は5日、デルフィニウム新品種「さくらひめ」に関する栽培流通セミナーを東温市下林の同研究所花き研究指導室で開き、生産者やJA関係者ら計49人に栽培面積拡大を呼び掛けた。 さくらひめは従来品種より草丈が高く、花の数が多いのが特長で、県が2013年3月に品種登録を出願。今年3月に千葉市で開催された新品種の展示会で三つの賞を取るなど、市場関係者の高評価を得た。県は今秋からの本格栽培開始を目指している。 セミナーでは同研究所の主任研究員が種まきや収穫時期をずらした複数の栽培方法を紹介した。さくらひめは9~10月に苗を植え、12月下旬~1月、3~4月、6月の年3回収穫するのが基本。苗を自家栽培する方法では、植栽時期が遅くなり収穫回数が減るものの、種苗費を削減できると説明した。
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