老人ホーム建設をうたう架空会社への投資名目で計3750万円をだまし取られたとして愛媛県松山市の無職の女性(76)が5日、松山西署に被害届を提出した。同署は詐欺容疑事件として捜査している。 同署によると、3月末~4月初旬、会社員を名乗る男から「寝たきりにならないようリハビリができる老人ホームを建てる会社への大口融資がキャンセルされ、困っている。500万円融資してもらえればそれ以上を返す」などと女性方に電話があった。 介護が必要な家族がいたことなどから信用した女性が、送られてきた架空の建設会社「ジャパンメディカル」のパンフレットの連絡先に電話すると、レターパックで現金を送るよう指示され、4月4~25日の間に、100万~800万円を計7回、東京都内の住所に送った。
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