いよぎん地域経済研究センター(IRC)は5日までに、県内企業の賃金改定に関するアンケート結果をまとめた。2014年度に定期昇給やベースアップ(ベア)などで基本給増額を予定する企業は約6割あるが、うち約6割で増額率が2%未満にとどまっている。 調査は3月中旬から4月上旬、県内に事業所を置く民間企業767社の正社員を対象に実施。263社(34.3%)が回答した。 14年度の基本給は、61.1%が増額を予定。据え置きは29.8%で、未定は9.2%。減額はなかった。増額の内訳は「定期昇給のみ」が全体の37・4%で最多。「定期昇給とベアの両方」は10.7%、「ベアのみ」は6.5%で、ベアを伴う増額改定は17.2%。13年度より3・4ポイント上昇した。
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