拉致被害者の安否調査に関する日朝合意を受け「北朝鮮による拉致問題を考える県民会議」(救う会愛媛、約500人)など3団体は4日、特定失踪者などの帰還に向け、調査の誠実な履行へ努力を続けるよう日本政府に求める共同アピールを発表した。近く内閣府に送付する。 救う会愛媛によると、県内には愛媛県伊予市出身の大政由美さんら特定失踪者3人のほか、県警が拉致の可能性が排除できないとして調査する12人がいる。 救う会愛媛の中矢民三郎会長は県庁で会見し「閉塞(へいそく)状況が動きだした」と日本政府を評価する一方「北朝鮮にはだまされ続けており、間違いない交渉をしてもらいたい」と要望した。
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