美しい石積みの棚田が残る愛媛県西条市千町で、ソバの白い花が見頃を迎えている。標高150メートルほどにある棚田約20アールでは20日、無数の小さな花が山あいを流れる少し冷たい風に吹かれ、静かに揺れていた。 ソバは千町地区の活性化に取り組むNPO法人「西条加茂蕎麦(そば)くらぶ」(川又堅次理事長)が2005年ごろから栽培。雑草が生い茂るなどしていた棚田を会員らが整備し、現在は春と秋の2回、計約40アールの棚田で育てている。 花の見頃は今週末まで。6月末ごろに実を収穫する。
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