タオル生産の幅広い技術と知識を身に付ける「繊維エキスパート養成研修」の開講式が26日、今治市クリエイティブヒルズの愛媛県繊維産業技術センターであり、市内のタオル会社の従業員7人が業界を支える職人を目指し第一歩を踏み出した。 タオルの製造現場は実務が多忙で、技術者が染色や素材、織機など幅広い分野の知識を学ぶ機会が少ないのが課題。そこで、3月末の新築移転で機能を拡充した同センターが、人材育成の一環として初めて実施する。 受講者は、四国タオル工業組合のタオル製造技能検定1級を持つ中堅とベテラン。6月から来年2月末まで月3、4回、センター研究員などから染色加工や織物設計の講義を受け、実習も行う。
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