市民団体「伊方原発をとめる会」(愛媛県松山市)は27日、四国電力伊方原発の再稼働を認めないよう求める4万4048人分の署名を中村時広知事宛てに提出した。署名の提出は3回目で、計26万1136筆という。 書面では、伊方原発は敷地前面の中央構造線断層帯による地震が懸念されるとし「事故が起きると四国4県だけではなく、広い範囲に被害をもたらす」と再稼働に反対。使用済み核燃料の管理を含めた廃炉計画の策定も求めている。 会のメンバー14人が県原子力安全対策課に署名を提出。四電による地震の想定が過小評価だと指摘した専門家の資料などを県伊方原発環境安全管理委員に渡すよう求めているが、県は「委員会の資料は県が準備する」として応じなかった。
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