夏本番を前に、愛媛県の松山海上保安部と松山市消防局は3日、同市宮内の河野小学校で水難事故防止指導を行い、5、6年生104人が、服を着たまま水に入る体験などをした。 松山海保の大西一成警備救難課長は「登下校中に川に落ちたときや、海で溺れている人を見つけたときを想像しながら体験してください」とあいさつ。松山海保の担当者が「救助を待つ間は服の内部に空気が入って浮きやすくなるので脱がない方がいい。動かず、力を抜いて肺に空気を入れて」と助言した。 児童は服を着たままプールに入り、ペットボトルを浮きに使う方法を体験。溺れている人を子どもだけで助けに行かず、まず浮く物を投げ、大人を呼ぶことを学んだ。
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