愛媛県砥部町七折地区で28日、特産の「七折小梅」の収穫が始まった。生産者が消費者の顔を思い浮かべながら、丹精した梅の実を一つ一つ丁寧に摘み取っている。 ななおれ梅組合の農家22戸が、約20ヘクタールで栽培している。28日は、組合研修生の渡部祐衣さん(25)が研修を行う梅園約25アールで、組合員5人が作業。青空の下で額に汗しながら、甘く香る実でかごをいっぱいにしていた。 七折小梅は種が小さく肉厚で、糖度が高いのが特長。組合によると、4月の気温が低めで当初は実の生育が遅れたが、気温の上昇に伴い回復し、収穫はほぼ平年並みのスタートとなった。
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