国内で報告例のなかったキウイフルーツかいよう病「Psa3系統」が愛媛県内と福岡県で発生する中、農林水産省は16日までに、Psa3系統の診断技術や対処方法の開発に取り組む研究機関の公募を始めた。県果樹研究センター(松山市)は県外機関と研究グループをつくり、応募する方針だ。 Psa3系統は、5種類あるかいよう病のうち最も感染力が強く、従来の防除技術では十分な効果が期待できない。このため、新技術の開発に乗り出すことになった。 研究内容は、診断技術開発▽効果の高い防除の情報収集▽国内の被害状況や感染経路解明▽まん延防止方法の開発―の4項目。本年度内に終了することが条件で研究費は上限1000万円。応募が複数の場合は、提案書を外部専門家が審査する。
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