愛媛県愛南町の初夏の風物詩「お田植え祭り」が15日、同町柏の金峯(かなみね)神社であり、早乙女姿の児童らが昔ながらの方法で田植えをし、濃緑の山に囲まれた水田に、紺色のかすりと緋(ひ)色のたすきが映えた。 児童に稲作体験をしてもらおうと柏地区自治会(宮内正喜会長)が毎年行っており、26回目。近くの柏小学校の4~6年生の女子児童16人が早乙女姿で参加したほか、途中からは3年生以上の男子児童ら15人も手伝った。 神社での神事の後、鳥居前の約400平方メートルの水田で、縄の印に合わせて苗を植える並木植えに挑戦。一列に並んだ児童は、ひんやり、ぬかるむ泥に思わず声を上げながら、もち米の苗を2、3本ずつ慎重に植えていった。
↧