3月に介護福祉士試験に合格したインドネシア人のラフマワティ・アールサードさん(26)=宇和島市=がこのほど愛媛県松山市桑原3丁目の松山東雲短大でゲスト講師を務めた。介護職を志す学生15人へ「日本の素晴らしい介護技術を身に付け、良いケアをして」と呼び掛けた。 ラフマワティさんは経済連携協定(EPA)による研修制度で2010年に来日。宇和島市の介護施設で働きながら日本の試験合格を目指し、実現した。 13日は、ラフマワティさんが日本での生活や試験勉強、仕事で学んだことを話し「移動の時、高齢者が自分の力を出せるようにする介助技術が素晴らしいと感じた」と発表。海外で福祉ボランティアをしたいという学生には「異文化や言葉は大変でも、私には全て楽しかった。苦労は幸せの種です。何でも経験してみて」と励ました。
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