愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)は15日、ネコ科でアフリカに生息するサーバルキャットの雄2頭を報道関係者に公開した。香川県東かがわ市のしらとり動物園からとべ動物園に初めて仲間入りし、同園は早く雌を迎えて繁殖に取り組みたいとしている。16日から一般公開される。 2頭は「ブイ」と「セン」の5歳の兄弟で、体重約6~7キロ、体長約70センチ。額の模様がそれぞれ「V」と2本線になっていることから名付けられた。ネコ科の動物を増やしたいという、とべ動物園の希望で実現した。 担当飼育員の山崎洋介さん(33)によると、ブイはセンに比べると臆病な性格だが、15日はスムーズにヒョウ舎に出入りして周囲を驚かせた。搬入当初は悪かった便の出も良くなり、2頭はチョウやバッタを追いかけるなど元気に動き回っている。山崎さんは「それぞれがいいお父さんになるよう、素直に元気よく育ってほしい」と願っていた。
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