愛媛県西条、今治両市で国内初確認のキウイフルーツかいよう病「Psa3系統」が発生したことを受け、農林水産省の担当者が13日、被害に遭った西条市内の園地を訪れ、発生や伐採の状況などを現地調査した。 現地調査は、農水省の植物病虫害防除と果樹生産対策の担当職員ら4人が実施。県東予地方局の担当者から被害拡大防止策などの説明を受けた後、防護服を着用して園に近づき、生産者から病気の発生時期や症状の広がり方などを聞き取った。 調査後、植物防疫課の春日井健司課長補佐(46)は「防除対策としては迅速な対応をしていただき、生産者の方に感謝している」とし、早期対策の重要性を強調。園芸作物課の宮本亮課長補佐(46)は「伐採経費や苗木代、農薬代などに対して国も県と協調しながら支援し、キウイ農家が経営を続けられるような対応をしたい」と述べた。
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