愛媛県八幡浜市は7日、市営魚市場(同市沖新田)の2013年度の取り扱い状況を発表した。県内初の衛生管理型として13年4月に移転新設したが、取扱量は前年度比0.4%減の8618トンにとどまり、市が開設者となった1980年度以降で過去最低を更新した。 取扱金額は39億7725万円。前年度より3.9%増加したが、2年連続で40億円を下回った。衛生面に配慮してシャッターで開閉できる構造にするなど事業費約17億円を投じた新市場の初年度の状況について、市水産港湾課は「魚価や水揚げ量にはまだ反映されていない」とみている。 取扱量はピークの80年度(約4万8000トン)と比べ、5分の1以下。サワラ(小型のサゴシ含む)の水揚げが85.3%増の264トンと好調だった一方、主要魚種のタチウオ(982トン)が24.3%減と低迷した。
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