愛媛県西条市藤之石の山中のコンクリート擁壁上部(高さ15メートル)でけがをし、下りられなくなっていた犬を市東消防署員と市民らが5日、連携して救助に当たり、発見から17時間半ぶりに救い出した。 4日午後4時ごろ、藤之石の山に散策に来た同市小松町新屋敷の真鍋忠夫さん(67)が擁壁の上でほえる茶色の中型犬を発見。5日午前8時ごろ、心配で再び訪れると、犬は雨に打たれてたたずんでおり、見かねて市消防本部に「救助要請」した。 署員2人が擁壁を上って救助活動を行う中、真鍋さんの知人も10人ほど集まり、おびえてうなり声を上げる犬をなだめるために署員にパンを渡したり、引き取り先を決めたりした。
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