愛媛県伊方町二名津地区で５日、「こいのぼりまつり」があり、住民が持ち寄った豪華な武者のぼり約６０本などを、会場となった旧二名津中学校に飾り付け、子どもたちの健やかな成長を願った。 実行委員会の平尾長一委員長（７２）によると、２００６年に閉校した二名津中を惜しむ声に加え、昔ながらの武者のぼりやこいのぼりを「孫のためにも立ててやりたい」といった住民の要望を受けて毎年５月に開催。連休に合わせて町外から帰省した人もおり、現在は公民館になっている学びやは多くの人でにぎわった。 「桃太郎」や「浦島太郎」などの昔話の一シーンや武将などを染め抜いた武者のぼりは体育館の壁面などに展示。地元ではこいのぼりと一緒に飾るケースが多く、明治から平成まで制作時期の異なるのぼりがずらりと並ぶさまは地域で受け継いできた伝統を象徴していた。
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