ゴールデンウイーク(GW)後半の4日、愛媛県内は高気圧に覆われて晴れ、行楽地は観光客でにぎわった。和田竜さんの小説「村上海賊の娘」が今年の本屋大賞を受賞した影響で、小説の舞台となった今治市宮窪町の観光施設は大にぎわい。瀬戸内しまなみ海道も混雑した。 小説登場人物の関連資料などを紹介する企画展を開催中の村上水軍博物館には、1日の入館者記録を650人余り上回る1895人が訪れた。前年同期の倍以上で、博物館に勤務経験がある市職員3人も応援に駆け付け、対応に追われた。 展示ガイドなどをする同館のボランティアグループ「せんどうさん」の矢野靖雄会長(73)は「朝からお客さんの切れ目がない。小説を読んだのか、専門的な質問をする人も多い」と話していた。
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