国内では報告例のなかった種類のキウイフルーツかいよう病が愛媛県の西条、今治両市の園地で発生した問題で、県東予地方局やJA東予園芸などの関係者が3日、感染して被害の出ている園地の木の伐採を始めた。また県農産園芸課によると、感染を確認した園地は2日までの6園94アールから、3日には21園208アールに拡大した。 西条市内の約30アールの園地では、レインコートなどに身を包んだ関係者16人が午前8時ごろから、チェーンソーや大型はさみなどを使ってキウイ約150本を残らず切断し、切り口から感染源となる樹液が垂れないようラップで被覆。葉や小枝などはビニール袋に入れ、西条市役所の軽トラック2台で焼却場に運んだ。今後、幹や根なども処分する。
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