愛媛県内に生息するセミ全14種類の鳴き声を収録したCD「愛媛のセミCD図鑑」をNPO法人西条自然学校(西条市)が発売した。自然学校スタッフの今川義康さん(38)を中心に5年以上かけて集めたさまざまな声のほか、付属の解説書は県内のセミ情報を網羅した内容となっている。この一枚であなたもセミ博士になれるかも!? 自然学校によると、県内は温暖な常緑広葉樹の森や石鎚山の山頂付近の亜寒帯気候の森など日本を凝縮したような自然環境があり、セミの種類も豊富だ。 CDにはミンミンゼミやツクツクボウシ、標高の高いところに生息するアカエゾゼミなどの声を収録。雌が近寄ってきた際に発するとされる「誘い鳴き」や合唱など複数パターンを収めたセミもいる。解説書はフルカラー40ページで、分布状況や標高、鳴きだす時間帯などが記され、生息する森や羽化する様子の写真もある。
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