突然変異の色素異常で皮膚が青いアマガエルがこのほど、愛媛県久万高原町日野浦の高山稔明さん(59)所有の水田で見つかり、面河山岳博物館(同町若山)で飼育されている。 博物館の岡山健仁学芸員(46)によると、見つかったカエルは体長1.8センチの幼体。アマガエルには通常、黄、銀、黒の三つの色素があるが、遺伝や変異で黄色が欠けると皮膚が青くなるという。 高山さんが今月中旬、田んぼに引き込む水を調整していたところ、目の前に青いカエルが跳んできた。高山さんは「初めて見たので何かと思った」と捕まえ、博物館に提供した。 館内では、昨年とおととし、町内で見つかった成体の青いアマガエルが公開されており、これで3匹目。岡山学芸員は「『幸せの青い鳥』のようで縁起がいい。7月下旬には3匹そろって展示したい」と話している。
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