伊方杜氏(とうじ)が手掛けた新酒の出来栄えを確かめる伊方杜氏協同組合(兵頭大市理事長)の「自醸酒品評会」が21日、愛媛県伊方町川永田の町地域振興センターであった。県内の酒造8社で仕込まれた自慢の27点が出品され、味や香りを競った。 品評会は64回目。酒の分析や品質確保に携わる高松国税局鑑定官ら4人が白衣をまとい、それぞれの新酒を口にふくんで審査した。 兵頭理事長は「原料の米の出来がよく、冬場に寒い日が続いたのですっきりとしたよい酒ができたのではないか」と2014年産の品質に自信。審査員を務めた県産業技術研究所の宮岡俊輔主任研究員(53)は「全般的にうまみがあり、香りも穏やか。おいしい酒がそろっている」と評価していた。
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