患者の体質などに合った治療をする個別化医療を実現するため、地域医療ネットワークの構築を目指すNPO法人「地方再興・個別化医療支援」の設立総会が20日、愛媛県西条市であった。市内の薬剤師や医薬品製造機械メーカー関係者など約20人が出席した。 西条高校出身で前理化学研究所横浜研究所上級研究員の石川智久設立代表=西条市=が同市をモデル地区とする事業計画を説明。市内の基幹病院や調剤薬局らと医療ネットワークを構築し、患者の磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果や血糖値、服用している薬の種類の情報を共有化することなどを確認した。 医師会などと協議を進め、2015年ごろから事業を開始。2、3年後に市全体に広める計画で、事務所は西条、横浜両市に設置する。
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