病気や災害などで親を亡くした子どもの進学資金を募る「第88回あしなが学生募金」が19日、全国で始まり、愛媛県内では松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋前で、ボランティアの若者が協力を呼び掛けた。20、26、27日も同所や中心部の商店街で募金活動をする。 あしなが育英会の奨学金を受ける大学生らの組織が毎年春と秋に実施。活動開始に先立ち、同募金事務局県代表の愛媛大2年海稲淳之介さん(19)が、前回街頭募金活動(2013年10月)の県内実績を103万円余りと報告した。高校卒業後に就職を予定する遺児の半数以上が費用負担の問題で進学を諦めているとのデータを示し「遺児を取り巻く環境は厳しい」と訴えた。
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