愛媛など四国4県とJR四国などでつくる「四国の鉄道高速化検討準備会」は18日、四国の新幹線開通による経済効果が年間169億円に上るとの試算を発表した。投資効果が見込まれるとして、国に整備計画への格上げを要望することを決めた。 四国の新幹線計画が基本計画のままストップしていることを受け、準備会は新幹線効果を明確にするために2013年6月から調査していた。 基本計画では、四国新幹線「大阪―徳島―高松―松山―大分」と四国横断新幹線「岡山―高知」の2ルートがある。調査では、海峡部を除いて松山―高松―徳島と岡山―高知のルートで経済効果を試算した。 事業費は基本計画の4兆7490億円が、海峡部を除外しルート短縮したことで1兆5710億円に圧縮。所要時間は松山―新大阪が現在の3時間半から1時間38分に短縮されるほか、四国4県都が1時間以内で結ばれるとした。
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